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喪失 (2007)

人であれ 猫であれ
大切なものとの別れは
共有していた人生の「時」を一緒に失うこと

共有していたはずの 人生と
共有してゆくはずだった 未来。
消し飛んでしまったあとの空洞を
反芻する日々です

それは どういう意味なのかを
見極めたくて
立ち去れずに 此処にいる
立ち去るべきだったのに


消し飛んだかけらたちは 
もとどおりにはならぬが
誰かの愛に包まれて生きるだけが
人生の幸せではないはずだ


そうだ
わたしは 自分で自分を満たす
自分ひとりで自分を愛してゆこう


さあ。
乾いたさみしさは
心の隅の箱に放り込んで
鍵をかけて歩き出そう








そして 今 音楽に辿り着いたのです。
いえ 原点に戻ったといったほうが正確です。
今 わたしは 自分で自分を満たす
自分ひとりで自分を愛していこうと思う。

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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