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冬枯れ

外を見る
この世には うつくしいものが
たんとあるから

外を見ない
この世には 救われぬ光景が
飽きるほどあるから

カーテンを引く
目を背ける

大根に す が入るように
静かに 心をむしばんでゆく孤独
あるとき ざっくり崩れて
自らの 空洞に 気づくまで
手を打たず

   心の中の 芒原(すすきはら)に
   今日も 冬の 風が 渡る
   ひゅうひゅうと 
   風が鳴る

空洞に気づいたところで
どうなるというのだ
いっそまるごと 風葬してやろうか



     2001.01.26

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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