朝一番に
ブリキの洗面器に張った水のような日々
冴えた空気が 閉じた唇を包む


風は
流れ続ける渓流の水
心は
切りとられた、石
想いは
川をさかのぼる、魚。



空を見上げ
遠くに海鳴りを感じる

遥か上空の
風のうなり

ずっとずっと奥底に沈みきれぬ遠吠え


声がかすみ 吸い込まれてゆく頃には
天上彼方を漂う 魂。
 


24歳のとき書いたもの。
私は 冬の寒い晴れた日が とても好きだ。

今も 冬の雑木林をわたる ひよどりの
振り絞るような鳴き声を聴くと
胸がうずくのだ。
19の頃の胸に痛い思い出のせいで。

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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