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貝 (Aged 20)

それなのに あなたは
コトバを手放そうとはしなかった

コトバの洪水を
わたし に 浴びせ
わたしの
口 を こじ開けようとする
あなた


そうやって 中に
生まれようとしていた
真珠を
殺してしまう




    鏡は 曇り
      鏡は 割れる


新しい 粒 を 宿すため
わたしは 身づくろい し

毒に しびれて
あなた は 底で
のたうちまわる
 


Aged 20
あまりにも複雑な恋愛関係にのみこまれていた
20歳のころ。

ことば=真珠 が真珠として結晶するまでは
つらくとも 待たねばならぬ
できあがるまえに 貝をこじあけてしまえば
真珠は死んでしまうのだ

割れた鏡は もう 何も映すことが出来ない。

「のたうちまわる相手(男)を冷ややかに見下ろして
己一人が 旅立ちの支度をする」

若さとは残酷で冷酷だと我ながら思う。


今のわたしは 
無様にのたうつ男の傍らに 座り続けるのだろう。
あるいは 自分が無様にのたうちまわることに耐えるか。

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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