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日々   <高野喜久雄>

見えない
あなたの聲に彫られて
次第に わたしは形を変えてゆく
孔をあけられ
削りとられて
もう残り尠なになりながら


けれどいつ わたしはなれる?
毛虫が蛹に
蛹が蝶に ゆくりなく
変わるよう
ただ這うものから
動かぬものに
また火を指して飛ぶものに
いつわたしは
なれるのか
もはや喉には鶸(ひわ)が来て
巣をかけている
巣をかけている


            高野喜久雄詩集 「存在」 より

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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