崖 <高野喜久雄>

はじめて あなたを抱いたとき
抱くことの意味など 考えはしなかった
二度目にあなたを抱いたとき
もはや崖
もはやわたしは 崖を抱いていた
なぜであろうか
あなたのみならず 抱くものは
みな二度目から わたしの崖となる


         高野喜久雄詩集 「独楽」 より

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ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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