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終末 <吉原幸子>


愛するものがむざんな殺されかたをしたとき
どこの国の
どんないろをした人たちも
同じ悲痛な声で泣く
シェルターはいらない
もしわたしの半分が溶け崩れて悶え死んだら
あとの半分は 悲しみによって死ぬだろう
酒場のすみの
女優商売上ったりの
さみしい四十女がつぶやいている
〈老後のしたくがなんにもしてないからさあ
 地球がもうじき滅びてくれなきゃ
 困るのよね......〉

テーマ : 詩・ことば
ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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