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心に残る映画たち(その1)「天井桟敷の人々」

父は映画も好きだった。
自宅にいたころは 父が見る「◎◎洋画劇場」などを門前の小僧状態で一緒に見ていた。
それで自然と名画、というものになじんだと思う。

大学生以降の20代はちょくちょく映画を見に行ったものだ。

そういった中でその後の私の人生に深く根づいた映画は数限りない。
思い出す順にすこしご紹介してゆこうと思う。


まず 筆頭は 「天井桟敷の人々」  だ。
原題は:Les Enfants du paradis
1944年フランス

人間の自由とは、誇りとは、そして恋とは、人生とは。
何より「人間とは」。
19歳の時にある人に映画館に連れて行かれ観て以来、
何度 観たでしょうか。
このシーンは冒頭の方で、旅芸人一座の天才パントマイム役者「バチスト」とのちに運命の恋の相手となる高級娼婦「ギャランス」の出会いともなる場面です。 雑踏で財布をすられた男性が隣にいたギャランスに濡れ衣を着せピンチに陥るところを、一部始終を見ていたバチストがマイムでその状況を説明し、疑いを晴らす名場面です。
このほかにも 後半でギャランスとバチストが再会しやっと結ばれるときに、思いつめるバチストにギャランスがつぶやく名セリフ「恋なんて簡単よ」というシーンも強烈に心に残っています。
ただ、このセリフは映画版の字幕のもので、DVDなどでは訳が違っており(忘れました)、そちらだったらそこまで焼き付いてなかったかも。 映画の字幕の訳ってほんと大事。
原語のセリフ、そういえば調べてませんがなんだったんだろう。
知りたい。
長いので2部に分かれていて途中に休憩が入ります。
バチスト、ギャランスとギャランスの友人の悪党、シェイクスピア役者の4人を軸とし、いろいろな人生模様が描かれ、その中で 人間にとっての本当の尊厳とはなにか、誇りを貫く高潔さは誰に宿るか、といったいろんな命題を学生の私に植え付けた忘れられない作品です。
観たことがない方、知らなかった方は ぜひ一度はどうぞ。
映画史上の最高傑作のひとつではないでしょうか。










テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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