スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

枯木と風の歌<立原道造>


私はうそをつき芝居をする
自分をゆるしたすべてのお前に
私は黙って立つてゐる
ちようどおこつた子供のやうに

枝は何と邪魔なのだらう
うつかりするとそれは裏切る
私はにくしみの言葉を捨てて
風にささやきかける


あれは祈りだ 誘ふ者に
そしてしづかにもう一度
水に映つたかげを眺める
いつまでも揺れないやうに


    *


私がそんなに駆けるときに
お前はなんと悲しさうなのだ
お前はぢつと残つて 啞(おし)のやうに
たゞ身を揺るばかりなのだ

- - - - -









テーマ :
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

No title

ぐっとくる。この夜も。同じよう。ああ
訪問者
realtime view
現在の閲覧者数:
プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

カテゴリ
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。