さくら
今日もまた
部屋に満ちる
薄めた鉛のような時間
私の椅子はたぶん
あの世のさくらの樹の下に
どこまでも白い桜の闇のなか
ぽつんと置かれているのだ
うつし世に所在なく
立ち尽く私の上に
はらはらと
花びらの雪が舞う
悲しみだけ積もってゆく


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部屋に満ちる
薄めた鉛のような時間
私の椅子はたぶん
あの世のさくらの樹の下に
どこまでも白い桜の闇のなか
ぽつんと置かれているのだ
うつし世に所在なく
立ち尽く私の上に
はらはらと
花びらの雪が舞う
悲しみだけ積もってゆく


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