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芽吹きの春

古い命が終わる冬
新しい命が芽吹く春。
 
新旧交代するのにふさわしい季節だよね。
 

たぶんこの春、
私は、ずっと引きずってた荷物から自由になるだろう。
徐々に徐々に涙とともに心の奥に準備してきたものが
一斉に芽吹いて
古いものを押し隠してゆくだろう。
 

圧倒的な新しい命たちの輝きが
過去を遠い景色に変えてゆくだろう
  

私は出会った頃よりずっと年を取り
死がいつも隣にあるような気持ちになることがある。
 
早く死んでしまいたいのかもしれなくて
だから燃焼し続けて、全力疾走し続けてるのかしら。
 
20代の後半に初めて、自分が死にゆく者という実感を抱いた。
ちょっと早すぎるかもしれなかったけれど 
私は精神的には早熟な少女、と皆に言われていたから
妥当なことだったのかもしれない。
 
きっかけは親が年をとったなと感じたことじゃないかな。
 
できたことができなくなる。
子供の頃に抱いてた圧倒的なパワーがなくなってゆく。
 
滅びてゆく。
衰えてゆく。
そういう気配を既に感じ取った。
 

永遠などはどこにもない。
心の中のファンタジーとしてあるだけ。
 

ろうそくの長さが減っていく一方であるように
人生は終わりに向かってだけ粛々と進んでゆく。 

28歳ぐらいでそう感じていた。
 

だからいつも焦燥感があったのかもしれない。
 
やり残したくない。
開けずに後でずっと引きずるような扉を残したくない、と。
 

良識ある人が、ちゃんと開けずに我慢する扉を開ければ
否応なしに「ドラマ」は始まってしまう。
 
昔 私の大好きなある人(今は立派な文芸評論家になった) が私に言った。
「”これを言ったらおしまい”という一言を主人公に言わせてしまうのが、小説の手法のひとつでもあるよな」
そう。 
開けない扉を開けてしまうことで、物語が始まってしまう。
 
そんなことの繰り返しが私の人生だったけど
後悔はもちろんしてませんとも。
片っ端からめぼしい扉を開けてみたから、もう十分お腹いっぱいです。
 
  
他人に「開けてごらん」とは別に言わないけど。
そうとうに大変だから。
でも、なんでも経験してみて乗り越えたら、血肉になるから悪いことはないと思う。
 

やってダメだったものには全く未練が残らないということは言えるでしょ?
だからいいんです。 
不意打ちみたいな未踏のパターンに出会っちゃったら、
あえなく敗北するけれどね…
何しろ、人生は一度きり。
 
 
今日が一番若くて
明日は今日より死に近づいてる、ってこと。
 


20歳ぐらいをピークにあとは生物的にはゆるゆる下降線、
40代後半ぐらいからは急降下でしょ? 

やりたいこと 知りたいことは全部やってみていいと思うの。
 

 
誰もあなたの人生をかわりに生きてくれないんだから。
 



・・・・血反吐を吐くほどの辛い想いも
いつか「過去の森」の中に守られた美しい物語になる。
  
永遠などどこにもない。
心の中の永遠は私(か相手)の生命とともに消えるから。 
  

暗い広い宇宙の中のたくさんの星のひとつのように
とても孤独に 微かに輝いている。
  

星と星がまたたいて 挨拶する。
 
手の届かない億光年の彼方の星の光。 
だけど私のところからそれは見える。
あの人のところからも私が見える。
 
この心の奥の大切な秘密を道連れに
生が終わる時までただひたすらに歩いてゆこうと思う。 
  

テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

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永遠は、時間からの離脱。
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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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