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fiction

誰もが閉じていて ひとりひとり
誰とも本当はつながってなどいない
みてくれほどに あたたかいわけではない 
「つながり」など虚構
すべては作り笑いと社交辞令にすぎぬ


かなしみ
さみしさ
わけがわからぬ胸の痛み

だれもいない
どこにも行けない
すべては仮のたたずまい


声にならぬ声が ふくれあがり
誰もいない暗闇で破裂するとき
虚構のつながりですら維持したいなら
誰にも聴かれてはならぬ
人知れず叩き潰す
屠殺する


死んで 遺書として遺されたものだけが
唯一  他者に真摯に受け止められる言葉だ
そんなことは 15の頃に気づいていた
  

私は死なない
だから
私のことばは 誰にも届かない 
 
すべてがfictionのこの生の中で
ただ real なのは 痛みだけ


きっと それでよい




(2012年4月)







テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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