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雪の日に

こちらは合唱曲用のもの。 原詩は<心の四季>所収


雪がはげしくふりつづける
雪の白さをこらえながら


欺きやすい雪の白さ
誰もが信じる雪の白さ
信じられている雪はせつない


どこに純白な心などあろう
どこに汚れぬ雪などあろう


雪がはげしくふりつづける
うわべの白さで輝きながら
うわべの白さをこらえながら


雪は汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみをどうふらそう


雪はひとたびふりはじめると
あとからあとからふりつづく
雪の汚れをかくすため


純白を花びらのようにかさねていって
あとからあとからかさねていって
雪の汚れをかくすのだ


雪がはげしくふりつづける
雪はおのれをどうしたら
欺かないで生きられるだろう
それがもはや
みずからの手に負えなくなってしまったかのように
雪ははげしくふりつづける


雪の上に雪が
その上から雪が
たとえようのない重さで
音もなくかさなっていく
かさねられていく
かさなってゆくかさねられてゆく



今も この歌を口ずさむたび
涙が あふれてしまう。

吉野の詩に感じられる  原罪感のようなものが
ここにもまた。
「在る」ことの 痛さ。


テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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Re: No title

> こちらのブログを、私のブログで、ご紹介いたしました。
> 事後報告で申しわけないのですが、よろしくお願い申し上げます。

ご紹介ありがとうございます

No title

こちらのブログを、私のブログで、ご紹介いたしました。
事後報告で申しわけないのですが、よろしくお願い申し上げます。

Re: No title

お返事が大変遅くなってすみませんでしたm(__)m
ようやく、手元のCDの歌詞カードと照合できました。
ご指摘のとおりですね。
訂正しておきますね。

ありがとうございました。

Re: タイトルなし

おやすみなさいませ・・・・・・ 酔い夢を

先生申し訳ありません。。。眠くなってしまいました。たくさんの詩ありがとうです(^_^)

おやすみなさい
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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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