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私は石になりたい

知人のところで飼っていた犬の悲しい運命のことを知った。
シベリアンハスキーの雌である。
癌におかされ、家族が手一杯で世話できないという事情で処分場に送られたそうだ。

 
一晩散々泣いて泣いて、
今朝は顔が腫れて人前に出られなくなってしまった。
今も日に何度も思い出して辛い。

 
何年か前に頼んでお散歩させてもらったこと、
その時、彼女がはしゃいでもの凄い力で私を引っ張って走ったこと、
草むらでヘビを見つけて「蛇狩り」を始めたこと・・・・・ 
思い出すと涙が止まらない。 

ああ自分はなんでこんなに非力なんだろう、というのが辛い。

こういう時はいつも、人間なんか嫌いだ!と思う。

そして、自分が人間であることが、
それだけで原罪であるとに思えてまた切なくなる。

 
大金持ちで大きなお屋敷に住んでいたら、
彼女を引き取って
どうにでも面倒みてあげられたのになぁ、とか
無意味なことを考える。 

私は非力なただのちっぽけな存在で、
犬一匹、猫一匹救うこともできない。 

それがとてもやるせなく、悔しく、苦しいのです。

だからといって
保健所で運命を待っている犬や猫全部を救うことなんて
到底不可能なんだし、
言ってもせんないことと頭ではわかっていても、

それでも悔しくて、辛くて、切ないのです。

生まれ変わるとしたら犬だけはイヤだ。
(猫の方がまだマシだけれど)

できることならば私は路傍の石ころになりたい。

そう、心のないものになりたい。

「私は貝になりたい」とつぶやいたあの昔の人のように。


 


初稿  2005/8/15
 
 
 
 
       自作詩と随想  目次


テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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