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だまして下さい言葉やさしく<永瀬清子>



だまして下さい言葉やさしく
よろこばせて下さいあたたかい声で。
世慣れぬわたしの心いれをも
受けて下さい、ほめて下さい。
あああなたには誰よりもわたしが要ると
感謝のほほえみでだまして下さい。


その時わたしは
思いあがつて傲慢になるでしようか
いえいえわたしは
やわらかい蔓草のようにそれを捕えて
それを力に立ちがりましょう。


もつともつとやさしくなりましよう
もつともつと美しく
心ききたる女子になりましよう。


ああわたしはあまりにも荒地にそだちました。
飢えた心にせめて一つほしいものは
わたしがあなたによろこばれると
そう考えるよろこびです。
あけがたの露やそよかぜほどにも
あなたにそれが判つて下されば
わたしの瞳はいきいきと若くなりましよう。
うれしさに涙をいつぱいためながら
だまされだまされてゆたかになりましよう。
目かくしの鬼を導くように
ああわたしをやさしい拍手で導いて下さい。


               永瀬清子 詩集「だましてください言葉やさしく」  http://a.r10.to/hBv3CD

だましてください言葉やさしくだましてください言葉やさしく
(2008/05)
永瀬 清子

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テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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