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孵らぬ卵

昔飼っていたインコを思い出す
孵るはずもない無精卵を
後生大事に抱き続け
巣から出てこず
飲まず食わずで卵を離さず
とうとう
衰弱して死んでしまった あのインコ。


孵りもしない卵を抱いて 
私は一体どうしようというのだろう 
触れることもできぬまま
いつかこの卵は
私の腕の中で腐ってゆくだろうか
 
 
わたし は わたし の 心の 囚われ人 となる



(2010年)

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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