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空の嘘


空があるので鳥は嬉しげに飛んでいる
鳥が飛ぶので空は喜んでひろがっている
人がひとりで空を見上げるとき
誰が人のために何かをしてくれるだろう
 
飛行機はまるで空をはずかしめようとするかのように
空の背中までもあばいてゆく
そして空のすべてを見た時に
人は空を殺してしまうのだ
 
飛行機が空を切って傷つけたあとを
鳥がそのやさしい翼でいやしている
鳥は空の嘘を知らない
しかしそれ故にこそ空は鳥のためにある
 
<空は青い だが空には何もありはしない>
<空には何もない
だがそのおかげで鳥は空を飛ぶことが出来るのだ>

   谷川俊太郎詩集 <詩集 愛について所収>


鳥は空の嘘を知らない
しかしそれ故にこそ空は鳥のためにある

この2行がとても心に響いてきます。
長田弘さんの 「ひとのいちばん大事なものは正しさではない。 」 というコトバとともに。



テーマ :
ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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