わたしの捧げかた<谷川俊太郎>

絵は窓なのよ わたしにとって
わたしは世界を眺めるの
映画は夢なの わたしにとって
わたしはすぐに忘れてしまう
本はカタログ わたしにとって
わたしはいつか世界を買うわ(多分月賦で)
でも歌は歌なの いつもいつも
わたしは小鳥に負けないわ
そしてあなたはあなたなの
わたしにわたしの捧げかたを教えてください
幸福なんてなんてもないのよ
不幸なんてなんてもないのよ
わたしがわたしになれるなら
 

                  詩集「魂のいちばんおいしいところ」 より

 

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ジャンル : 小説・文学

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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