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心に残る映画たち(その2)「家族の肖像」

Gruppo di Famiglia in un Interno
イタリア
1978年日本公開。


封切時に岩波ホールで観ました。大学1年の時。
なにしろ伏線が張り巡らされていて、
1回ではとらえきれなかったのを覚えています。
3回めぐらいに「すごい」と唸ったような。
ヘルムート・バーガーとバート・ランカスターが素敵です。
あと、あの悪魔的美少女。ぞくぞくしました。
そして舞台演劇的なつくりが好き。

カメラは 教授の屋敷から出ません。
一度だけ外部に出るが他はとにかく教授の全世界である屋敷の中です。
それも特に彼の書斎。


自分の屋敷の中に籠ってリアルな世俗の人間関係を断つことで心の平穏を保ち暮らしている老教授の世界に、有無を言わさず「外」がなだれ込んできて生の人間たちとの関係により教授の平穏はかき乱されます。
しかし 最後に全てが彼の世界から去ってしまって、
彼は「元通り」のひとりきりになるのだが そこには埋めることのない喪失感、人を愛したものだけが味わう傷跡が深く横たわっている。
人と関わらないことで得られる心の安らぎと
人を愛したことで残る欠乏、痛みと
いったいどちらが人生の幸福なのか。
若い私にそんな感想を残した作品です。

(MovieWakerより)
ローマの豪邸で静穏そのものの生活を送る孤独な教授が、ある家族の一群に侵入され、そのことによっておきる波紋をヨーロッパ文明と現代貴族のデカダンスを根底に描く。製作はジョヴァンニ・ベルトルッチ、監督は「ベニスに死す」のルキノ・ヴィスコンティ、助監督はアルビノ・コッコ。「若者のすべて」以来ヴィスコンティ映画の常連エンリコ・メディオーリの原案を彼とスーゾ・チェッキ・ダミーコとエンリコ・メディオーリが脚色。撮影はパスカリーノ・デ・サンティス、音楽はフランコ・マンニーノ、編集はルッジェーロ・マストロヤンニ、美術はマリオ・ガルブリア、衣裳はヴェラ・マルゾが各々担当。出演はバート・ランカスター、シルヴァーナ・マンガーノ、ヘルムート・バーガー、クラウディア・マルサーニ、ステファノ・パトリッツィ、エルヴィラ・コルテーゼ、ギイ・トレジャン、ジャン・ピエール・ゾラ、ロモロ・ヴァッリ、ウンベルト・ラホ、クラウディア・カルディナーレ、ドミニク・サンダなど。日本語版監修は清水俊二。テクニカラー、トッドAO。本国公開題名は、Gruppo di Famiglia in un Interno。2017年2月11日よりデジタル修復版を上映(配給:ザジフィルムズ)。



テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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