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恋は

恋は
さながら悪い夢
 
薬物中毒患者のように
待ち焦がれたわずかな時間と引き換えに
他のすべての時間を失い
みずから囚われ人となる
 
愚かな愚かな悪夢

それなのに
その悪夢の中に居る時が
一番 凝縮した生を燃焼しているとは
どういう冗談、
どういうあやかしだ。





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2010年 秋


 
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テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

鴎(かもめ)<三好達治>

ついに自由は彼らのものだ 
彼ら空で恋をして
雲を彼らの臥所とする
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
太陽を東の壁にかけ
海が夜明けの食堂だ
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
太陽を西の窓にかけ
海が日暮れの舞踏室だ
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
彼ら自身が彼らの故郷
彼ら自身が彼らの墳墓
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
一つの星をすみかとし
一つの言葉でことたりる
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
朝やけを朝の歌とし
夕やけを夕べの歌とす
ついに自由は彼らのものだ




 三好達治 著 詩集「砂の砦」より




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ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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