苦業 <黒田三郎>
ら旋階段をのぼる
石壁にかこまれた
くらい
けわしい
石の階段をのぼる
小さなランプをぶらさげながら
階段が尽きさえすれば
水平線が見えるのである
あ 階段が尽きさえすれば!
ら旋階段をのぼる
石壁にかこまれた
くらい
けわしい
石の階段をのぼる
小さなランプをぶらさげながら
とおいむかし
白々しいウソをついたことがある
愛するひとに
とおいむかし
石壁にかこまれた
くらい
けわしい
石の階段をのぼる
小さなランプをぶらさげながら
階段が尽きさえすれば
水平線が見えるのである
あ 階段が尽きさえすれば!
ら旋階段をのぼる
石壁にかこまれた
くらい
けわしい
石の階段をのぼる
小さなランプをぶらさげながら
とおいむかし
白々しいウソをついたことがある
愛するひとに
とおいむかし
最後の4行が 強く心に刻まれている。
そういえばこの詩で 小室等が歌っている曲がある。