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fiction

みてくれほどに あたたかいわけではない 
誰もが閉じていて 誰もがひとりひとり
誰とも本当はつながってなどいない


「つながり」など便宜上のもの
すべてが虚構
すべては
作り笑いと社交辞令にすぎぬ
 


かなしみ
さみしさ
わけがわからぬ胸の痛み
 

だれもいない
どこにもいけない
すべては仮のたたずまい
 

声にならぬ声が
ふくれあがり
誰もいない暗闇で破裂する
 


虚構であれ どこかにつながっていたいなら
誰にも聴かれてはならぬ
人知れず叩き潰す まるで
気泡をつぶすように
 
 

死んで 遺書として遺されたものだけが
唯一  他者に真摯に受け止められる言葉だ
そんなことは 15の頃に気づいていた
  


私は死なない
だから
私のことば 誰にも届かない 
 

すべてがfictionのこの生の中で
ただ real なのは 痛みだけ



 
きっと それでよい
 




 
 
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テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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