スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

音楽

あなたは求めてやまぬ神
私に全てを捧げよといざなう悪魔
日々 弾くことは
そのまま祈ること
 

寝食も忘れ
孵らぬ卵を
抱き続けて死んだ小鳥のように
わたしは
今日も
黙々と供物を用意する
あなたへの捧げ物を
 

あなたへの想いは
官能そのもの
「求めるもの」「焦がれるもの」の象徴
 
  
それは
わたしの 求心力の在り処


あの曲を弾きながら
何にそんなに身悶えするのか
わけがわからないまま
焦がれ焦がれて苦しんだ
 
 
いま 私は 「神」に捧げるために
私の中に向きあう
正気の沙汰でないぐらい
きりきりと向かっている
   

どこまで追い求めても満たされることのない飢えに
身も心もすべて奪われ
   

身を削った雫が
少しずつ心の井戸に満ちてゆき
いっぱいになるたびに
それを 神の祭壇に供える
 
  
そしてまた
次の供物を営々と準備する
その繰り返し 
この祭壇を失えば
生きてゆく意味もきっと見失う
 
 
あなたは
神だから
私は一方的に捧げるだけなのだ
 
 
私に出来ることは
目に見えぬ神様に向かって
祈ることだけ
求めてはいけない
わたしは捧げるだけ
  

私は私の何もかもを
あなたという神に捧げてしまった






スポンサーサイト

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

冬の海

きのうは ずっと雨で寒いなと思ってたら 夜になって 雪
寝る前に外を見たら 積もってる
 

暦ってすごいよなと毎年感心する。

寒の入り、大寒…  という今の時期は
律儀にちゃんと冷え込んで、雪が降ったりするのだもの。

冬のハイライトみたいな寒さの、すぐあとに「立春」


このコントラストが、ね。


いちばん寒い気がしても、冬至からは既に1ケ月過ぎていて、
日が長くなってゆく、季節の上り坂の途中なんだよね

 
冬の太平洋側気候が好き。

へそ曲がりだった若いころの私は、
一番好きな季節が冬だったし
海は夏には行かず、冬に見に行っていたっけ。


いまぐらいから2月にかけての南伊豆の海が大好きだ。
27歳のとき、取り立ての免許が嬉しくて、
旦那(当時の)の出張留守の週末の朝、
起き抜けの青空に、すべてを放り投げて、ひとりで車を走らせた。

20歳のころ、恋人(当時の)と眺めた2月の石廊崎の海が忘れられなくて
石廊崎まで行こうと思ったのだ。
 
東伊豆から海沿いに延々無計画に走り続けて
石廊崎で夕陽を見たけれど
ガス欠寸前。
たった一軒のGSでガスを入れたけど
体力を使い果たして帰れる自信がなくて
車に積んでたペンションガイドで南伊豆のペンションを探し
公衆電話(当時は携帯なんてないからね)から宿泊予約をし
飛び込みで泊まったんだ。


海の見える小さなそのペンション「ビートルズ」には
若い女の子2人連れが泊まっていて
夕食が相席になった。
 
話が盛り上がって
翌日 修善寺まで彼女たちを送りがてら、
西伊豆の景勝スポットを案内したっけ。
修善寺の町で「お礼に」といって蕎麦をごちそうになって、駅で見送った。
 

晴れ晴れした気分で家に戻ったら
出張から旦那が帰ってきていて
からっぽの家に憤怒してたっけね。
 


20歳のとき 恋人と行ったと書いたけど
それは風の強い冬の晴れた日だったのだ。
  
「こんな日はね ”うさぎのしっぽ”が見えるんだよ」

と彼は言った。

うさぎのしっぽ、っていうのは
強い風が海面にたてる、ちいさな波頭が一面広がる光景 


あれ以来  今の時期に
厳しく寒く 強い風の吹き荒れる ピーンと張り詰めた晴れた空をみるたび
南伊豆の海にひろがる「うさぎのしっぽ」 が 脳裏に浮かぶのです。 


「ああ いま あそこでは うさぎのしっぽが… 」
 



      自作詩と随想  目次


テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

霙(みぞれ)

雪になりきれぬ  ゆめの残り香
熾火のごとき 
熱の痛みを
 
 
神よ
どうぞ凍らせたまへ
 
 
 
 

 

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

訪問者
realtime view
現在の閲覧者数:
プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

カテゴリ
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。