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この世の中にある<石垣りん>


この世の中にある
たった一つの結び目
あの地平線の果てのあの光の
たった一つの結び目
あれを解きに私は生まれて来ました
私は地平線に向かって急いでおります
誰が知っていましょう
百万人の人が気付かぬちょっとした隙に私はきっと成し遂げるのです
――まるで星が飛ぶように
「さようなら人間」
私はそこから舞い出るひとひらの蝶
軽やかな雲
さては溢れて止まぬ泉
吹く風
ああ!
そこから海が山が
空が
果てしなく開け
またしてもあの地平線行けども行けども・・・・・・
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ジャンル : 小説・文学

私は 私の森の中に隠れる
言葉の森
音楽の森


どうか 私を見つけ出して
探しに来て
森の中に


私は歌う
ひとりきりの森の中で
私は弾く
暗い森で迷子にならぬよう



                  April 2010(初稿)
April 2011(改訂)




森

最後の節:初稿

私は いつまでも いつまでも
そこに隠れている
迷子のように
 
 





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春宵

薄闇の中 

ほの白く浮き上がる満開の桜の下を
 
涙を散らしながら 
 
うつむいて 家に向かう

春の宵
 
 
 
 
 
 

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弾く

 
弾けば
千の針が心に刺さる
弾くたび
かさぶたが剥がされる
 

それでも 
えぐりながら 
やっぱり 弾く
 

 
心から出でて
からだを通し
音に込められ
 
音楽だけが
我が孤独に寄り添う
 

 
楽譜の上にならぶ
さみしい かなしい音の粒々。
 

いくら弾いても
永遠にたどり着かない 
迷子になった私の音楽

 


 

 


 




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暮れゆく春の庭で

知っていた
それが 嘘でも 輝いていた
美しい かなしい 嘘
  
まがい物であっても 輝きに変わりはなかった
 
   
その幻のためになら 
どんなものでも 差し出そうと
本気で思ってた 愚かな愚かな私です 
 

とうとう花を咲かせてしまった
あの あなたが手がけた花の樹の下
全身から激しく想いが噴き出したかのように
狂おしく紅に燃えさかるそれを眺め
あの日あなたの居た椅子に座り
わたしは泣いた
暮れてゆく庭で、そこだけが鮮やかな色彩
いつまでも
いつまでも



語り続けた
喪われた愛の位牌に向かって
 
たぶん
愛は自分が自分にかけた呪い





  

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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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