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音楽

眠れぬ日々の夢とうつつに
目眩の中で弾くBACH
弾くうちに
うつつを超えて肉体が消えていく
もう生きてるのか死んでるのかわからない、
そんな奇妙な感覚


夢もうつつも
己の心が生み出す幻想なら
境界線はどこにあるのだ
 

それをやすやすと飛び越えてゆくかのような
音楽の危険な翼につかまりながら
奇妙にリアルなこの感覚に
もう
自分はどこにいるのかすら
わからない

 
 
廻り続ける独楽のように
「弾き続けなければ」

どこかで煽る声が
聴こえる
  

 
 
 

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テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

秋の別れ

秋が来るたびに私は哭くだろう
あなたが剪定した花木は
小さな芽をつけている
春に花が咲いたら
きっと私は大泣きするだろう
庭に出れば
あのときあなたが切った小枝が
まだ散らばっている
片付けることが出来ず
いつまでも消えて欲しくなくて
そのままにしている 
あの日あの椅子にあなたは座っていた
 

 
 

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

渇く

まるで海水のように
飲めば飲むほど喉が焼け
渇いてゆく
 
 
食べれば食べるほど飢え
呑めば呑むほど乾き
癒されることが永遠にない
地獄に堕ちる
 

すべてが偽物?
何もかもが幻想でまがい物?
私の心を蝕んでゆくものたち
 
 
音楽は魔物
底知れぬ官能の虜
麻薬のように中毒していく
 
 
音と音を絡めながら
私の心は半ば狂っているかのようだ

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

からだを通して


からだを通して
愛は執着にかわり
からだを通して
愛は苦しみにかわる

 
からだを通して
こころとコトバは仲違いし
からだを通して
ふたつのこころは泥のように混ざり合う
 

心の沼の底には 
私も知らない一尾の魚が眠り
からだとぶつかりあったこころが
のたうち回って 底をかきまわす
 

目覚めた魚は 泳ぎだし
からだと こころが 和解したとき
やがて 水は透き通り
青い月の光が底を照らすだろう
美しい美しい一筋の光が いつかきっと
 







テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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