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一人づつが <高村光太郎>

一人づつが眼をあかないで、何の全体。

おれは下からゆく






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或る墓碑名 <高村光太郎>


一生を棒に振りし男此処に眠る。

彼は無価値に生きたり。

彼は唯人生に偏満する不可見の理方に貫かれて動きたり。

彼は常に自己の形骸を放下せり。

彼は詩を作りたれど詩歌の城を認めず、

彼の造形美術は木材と岩石との構造にまで還元せり。

彼は人間の卑小性を怒り、その根元を価値観に帰せり。

かるが故に彼は無価値に生きたり。

一生を棒に振りし男此処に眠る。
 
 
 

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ジャンル : 小説・文学

死ねば <高村光太郎>


死ねば死にきり。
自然は水際立ってゐる






高校1年の時に出会って、あまりの鮮烈さに心に焼き付いた詩。

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ぼろぼろな駝鳥 <高村光太郎>

何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。

動物園の四坪半のぬかるみの中では、

脚が大股過ぎるぢやないか。

頸があんまり長すぎるぢやないか。

雪の降る国はこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢやないか。

腹がへるから堅パンも食ふだらうが、

駝鳥の眼は遠くばかり見てゐるぢやないか。

身も世もない様に燃えてゐるぢやないか。

瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢやないか。

あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるぢやないか。

これはもう駝鳥ぢやないぢやないか。

人間よ、

もう止せ、こんな事は。
 



引用

光太郎=智恵子抄だと思っている方に。

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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