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この世の中にある<石垣りん>


この世の中にある
たった一つの結び目
あの地平線の果てのあの光の
たった一つの結び目
あれを解きに私は生まれて来ました
私は地平線に向かって急いでおります
誰が知っていましょう
百万人の人が気付かぬちょっとした隙に私はきっと成し遂げるのです
――まるで星が飛ぶように
「さようなら人間」
私はそこから舞い出るひとひらの蝶
軽やかな雲
さては溢れて止まぬ泉
吹く風
ああ!
そこから海が山が
空が
果てしなく開け
またしてもあの地平線行けども行けども・・・・・・
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ジャンル : 小説・文学

花 (石垣りん)

   夜ふけ、ふと目をさました。


   私の部屋の片隅で

   大輪の菊たちが起きている

   明日にはもう衰えを見せる

   この満開の美しさから出発しなければならない

   遠い旅立ちを前にして

   どうしても眠るわけには行かない花たちが

   みんなで支度をしていたのだ。


   ひそかなそのにぎわいに。

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プロフィール

黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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