太陽の「白」

私は高校の時、駿台予備校の高校生クラスに通っていた。
その当時、現代国語の名物講師に、藤田先生という方がいらっしゃった。
その先生の授業で、今なお心に鮮明に残っている言葉がある。


「大人における純粋さは 太陽の光の白」

・・・・・白には2とおりある。

ひとつは、まだ 何も書いていない紙の純白。

もうひとつは、全ての色を吸収した結果の 白。

何も知らない赤ん坊の純粋さは いわば ひとつめの白と同じだ。

それはなるほど 確かに汚れもなく貴重なものである。

では、大人になるということは、

ただただその純粋さを失ってゆくことなのだろうか?

否。

大人における純粋さというものがありえるとすれば、

それはいわば 

全ての色を吸収した結果の白、

太陽の光の白なのだ。

あらゆる色を包含した結果もまた 白となる。

しかもこれは揺るぎない白だ。

ただし この揺るぎない白に到達するためには、

綺麗な色だけを選んでいては不可能だ。

醜い色も美しい色もすべて必要なのである。

そして、わたしたちは、光の白さを目指すべきでなのではなかろうか。





・・・・・・・・・・・・・・17歳の私に この思想は感動を与え、心にしみこんだ。
それは いつも私の心の根底に生き続けている理想であり、生きるというこのに対する考え方の基本のひとつでもある。

そしてまた、何十年も人の心に残るような 言葉
そんな言葉を吐ける存在でありたい、と思ったのもまた確かなのであった。






 
 
       自作詩と随想  目次


 
 
 

テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

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以前に寄らせていただいたと時の太陽の白の

お話が印象に残っていてこれを元に

今回詩を書かせていただきました。

これから私のブログにUPする予定ですがよろしでしょうか。

もし不都合があればお知らせj下さると嬉しく思います。

詩を読むことは心の浄化になります。

ともさんは書く予定はないのですか。



Re: ありがとうと

瑛心さん 訪問ありがとうございます。
こわれたら砕ける脆い「完璧」ではなく
それ以上砕けることのない
そんな自分になってゆけたらよい。
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黒猫

Author:黒猫
このブログはHPから詩の部分だけをまとめました。

10代の頃からこれらの詩はいつも自分の中にありました。
私の中にとけ込んだ詩人たちんの言葉と私自身のつたないことばだち。

八木重吉の「秋の瞳」序文ではありませんが、このつたない詩を読んでくれたあなた  私を心の友としてください。

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